2014年6月8日 オムコイ トゥンティン村 トゥンティン小学校
命の水プロジェクト完成報告
タイ国は2014年5月21日軍によりクーデーター宣言されタイ国の政府は全てストップするという状況の戒厳令が引かれ当初の予定の5月29日の完成式は延期することになりました。
国内は軍の統一にともない外出禁止令などが引かれ・・深夜の外出が制限されたため安全を考えての延期は止む終えない状況であったものと思われます。
しかし6月に入りあまり大きな変動も起きないことから、6月8日オムコイ行きを決行致しました。
6月8日 06:00 出発
参加者
JT/ASH JAPAN 三原健三氏
フレンド株式会社 山口警右氏
ワットクンカオトーク財団代表 プラアドゥン住職及び住職の世話をするタイ人2名
チェンマイ ロングステイ 志田ご夫妻
JT/ASH THAI 樋口氏
Green Life Support 株式会社 市毛みどり
アドサゥイン キヨサワット氏
合計 10名
今回訪問先は2箇所あることから荷物を運ぶことを考えて大型の4輪駆動車および
荷物を運べるようにトラックをレンタルして出発、途中トイレ休憩以外はどこにも立ち寄らずに現地のトゥンティン小学校を目指しました。
流石に良い車だけありロスタイムも殆どなく到着は午前10時30分と予定通り、ただ不運にも雨が降り始めており、山道を懸念しながら道を進みましたが、2月に来たときと同じ道は相変わらず荒れておりました、ただ・皆何度もその荒れた道に慣れたのでしょうか?驚く人もおりませんでした。
ただ・・そのときは誰もがまだ山の怖さを知る果てもありません・・
無事現地に到着し浄水器の様子を確かめるなどして喜びを語りあい、予定がズレてしまったことで日曜日にも関わらず生徒達は学校に集まってくれました。
この日のために用意したおそろいのプロジェクト成功のシャツに着替え、子供達に用意したコップを揃えて雨が止むのを待ちます、しかし雨が小降りになるのを待つには時間的な問題があるため・オムコイ行政地区管理長などの到着を待ち11:00開会となりました。
雨が強く降り出したので上級生がテントで完成式に臨み低学年の子供達は広場での待機となりました。
学校の敷地内に建つ浄水装置の小屋には命の水プロジェクトの看板が立てられ、今回の関係者及び寄付者の名前が掲げられています。
これを見るとここまで無事に来たこと・水が出て本当に浄水器から生の水が飲める喜びを感無量で眺めていたのは私だけだったでしょうか・・
雨水を貯めたタンクはまだまだ水が不足し・トイレの水さえも流すことができません、ですからトイレは垂れ流しの状態、これには雨が早く降って欲しいと願う状況の中でこの浄水器から出る綺麗な水はやはり素晴らしいことだと改めて感じ入り、このプロジェクトが命の水をもたらしたとプロジェクトの意味を遂行できたことに感動してなりません。
雨が強くなる中、オムコイ行政地区管理長からお祝いとお礼の挨拶があり、代表の三原氏によるテープカット今回この日のために用意したプロジェクトのコップを掲げた子供達の照れた様子がなんとも嬉しい記念撮影でありました。
12:00学校内の広場へと場所を移動します、今回は流石に時間的な問題で皆に食事を作ることができないので学校に頼んで子供達と1緒にグリーンカレーを食べました。
日曜日は給食がないため自宅からご飯を持参してきた子供達・・まあ・・そのさまざまな量に参加者は笑いが耐えません、なぜなら白いご飯をもって来た子供もいれば・・玄米をもってきた子供もいる・・そしてカノムチーンの麺をもってきた子供もいれば・・ご飯なしで来た子供もいたからです。その子供達には学校が用意したご飯を支給し参加者を始め全員が子供達と同じ場所に座り込んでの昼食となりました。
余計なものは1済ないこの山で食べ逸れたら大変なのだろうという事をその食べる様子を見ながら改めて感じました。
食後片付けを終わらせると・・
命の水プロジェクトの代表者三原氏から子供達への手紙が読まれます。
予めタイ語に訳されていたので学校の先生に同時に読み上げてもらい・・最終的に先生がそれをもう一度分かりやすく説明して子供達にこのプロジェクト完了の報告と参加者皆の喜びを伝えました。
そのあと皆へのプレゼントが渡され・・今日の完成式に合わせて小さいけれども人数分のカップケーキをお祝いにチェンマイの町から用意しました・・途中の道のりでケーキがひっくり返ってしまうというハプニングはありましたが・・見たことのないかわいいケーキは子供達に喜びを与えられた様子で用意したこちらも嬉しさを隠せませんでした。
昨年2月ここを訪れてから1年3ヶ月そしてこのプロジェクトが発足したのが2013年5月23日丸一年の歳月を掛けて子供達へ綺麗な水を飲ませてあげたいという皆の思いがここに完成・・それは感無量の一時であり・・その喜びをどう表現したらよいものか?
そしてプロジェクトの代表者達の寄付活動の働きに改めて感謝し決して長くないこの1年3ヶ月を振り返りこのプロジェクトに関わった全ての方々にこの場を借りてお礼申し上げます・
命の水プロジェクトに寄付された2014年6月現在までの費用 451,652 B
オムコイ視察費用(2013年4月2014年2月)
井戸建設費用 タンクなど付属品購入費用 足場建設費用
浄水器購入接置費用
トゥンティン寺院への浄水器および接置費用
完成式現地側費用
看板費用
完成記念コップ費用
完成式お礼シャツ費用
プロジェクト完成式参加者往復レンタル車費用
雑費
総支出 425,905 B
残金25747B
完成式 2014年6月8日
最終報告 2014年7月10日
報告者 Green Life Support 市毛みどり